担当建築士 野口晃のプロフィール

僕が高校の建築科を卒業する頃、日本はバブル景気のおかげ?で、クラスでは進学する人より就職をする人の方が多い時代でした。そして僕も就職の道を選んだ一人で、新潟市の建設会社に就職しました。
就職した当初は、学校の改修工事や木造建築でも少し特殊な山地の別荘などの工事を多く管理していまして、この頃は頭を使うことより、体を使った仕事のほうが多かった記憶があります。そのおかげで、職人の世界というものを実際に肌で感じることができ、職人さん達が良い仕事をしていく為の段取りや、職人技というものをしっかりと見ていくことができました。
その後、一人で現場を任されるようになり新潟市の空中庭園の建設工事や美術館の改修工事、朱鷺メッセの歩道アーケードなどの工事を数多く担当してきました。
このような工事と同時に当時勤めていた会社では、住宅事業にも力を入れるようになり、僕も住宅を手掛けることが多くなり気が付けば100棟以上の工事を担当してきたようです。
住宅と一口に言ってもさまざまな種類があり、新建材をふんだんに使った住宅も手掛けましたし、大口径の木材を使った住宅なども手掛けてきました。
そんなさまざまな経験の中で、自分の中で「これだ!」というものが、自然素材など人にとって安心して使うことの出来る素材で造る住宅でした。
そして平成20年ちいさなちいさな工務店として独立しました。
わたしたちは、人が安心して暮らせ、また楽しい住まいとなるような家造りを行っていきます。これは変わることなくわたしたちのテーマとして取り組んでいくものです。
僕の原点~現場~
やはり現場が好き。
何が好きかって、モノづくりをする場所だから。
僕は元々現場育ち。
現場は楽しい。
僕も笑うし、いろいろな人の笑い顔に会えるから。
この世界に足を踏み入れたときはスコップ持って穴掘りしたり、基礎の鉄筋や型枠を組んだり、コンクリートを打設したり、建て方の手伝いしたりと何でもさせられました。
正直言って、「なんでこんな事してんだろ・・・」と思った事は何度もあったんです。
でも今思うことは、「そんな経験ができて良かったな。」と。
そんな経験ができたおかげで、モノをつくる凄さと難しさが嫌と言うほどわかります。
でも?だから?とにかくモノをつくる事が好きです。
家をつくるには図面や絵や写真だったりと、つくる為の情報が必要です。
でも、面白いもので現場の職人さんと話をしていると、会話だけでどういった納まりになるとか、何をつくるとか通じるのです。それはきっと、現場人の魂みたいなものが通じているのだと勝手ながら思っています。
僕が現場で学んだ事はモノづくりの技術と、人と人とのつながりです。
モノをつくる職人さんの技術って凄いです。
大工さんや左官屋さん、建具屋さんに板金屋さん。
職人さんの仕事をず~っと眺めていても飽きる事はありません。楽しいのです。
何も無かったところにモノができあがる。職人さんの技術って凄いと思います。
この先、家をつくることがどんなに機械化されたとしても、人がつくることに関わらなくなることは無いと思います。
機械化や合理化が進むのはすばらしい事がたくさんあります。
でも、その一方でつくられる家が画一化された量産にならなければ良いなとも思います。
だから僕は、できるだけ人の手によってひとつひとつ丁寧につくられる家を目指して行こうと考えています。今の時代に合わずアナログな感じですが、それもいいかなと。
木のテーブルや職人さんによる漆喰の仕上げ一つ取ってもこの世に二つと同じものはできません。そこに出来上がったものはそこにしか無いものです。そんな家づくりのほうが僕は楽しいのです。
そんな家づくりをしていきたいから人と人のつながりを大切に感じます。
現場では職人さんと仕事の話以外にもいろいろと話をします。
趣味の話を聞かせてもらったり、昔の苦労話や自慢話?を聞かせてもらったりと。
そんな一面も現場が楽しい理由かも知れません。
良いものをつくろうと思うから職人さんたちを大切にしたいと思います。
それは無理や無駄を無くすことや仕事のしやすい環境を整えること、気持ちよく仕事ができる事が良いものをつくり出します。
現場ではいろいろな事を教わります。
仕事の事も人間としても。
これからもきっと現場からいろんな事を学ぶでしょう。
現場は僕の原点です。
だから現場が好きなのです。

(株)Re-size.は、チーム・マイナス6%のメンバーです。環境負荷の低減を考えた家づくりをおこなっています。
